今日は、このポーズについてのお話。↑
はいチーズ!って写真撮る時、よくこのポーズしない?
そうそう、「ピースサイン」。
「V(ブイ)サイン」とも言うよね。
ピースして〜って言われたらみんなこのポーズをするんじゃないかな。
誰もが一度はしたことがあるこのブイサインやピースサインだけど、
このポーズがどういう意味なのか知ってる?
ピースサイン、ブイサインの意味は?
実は、ブイサインの意味とピースサインの意味は違うのです。同じポーズだけどね。
ブイサインのブイは、「victory(ビクトリー)」という英語の最初の文字「V」のこと。victoryは「勝利」という意味で、「勝つぞ!」「勝ったぞ!」ということをあらわすポーズなのです。これは何百年も前の戦争で生まれたポーズだと言われています。
一方でピースサインのピースは、「peace(ピース)」
という英語で、「平和」という意味。
勝利を意味するブイサインに対して、争いをやめて平和に生きようというメッセージを込めて広まったもの。
そこからさらに意味が広がって、写真を撮る時にピースをして「楽しさ」や「親しみ(なかよし)」をあらわすようになりました。
ちなみにどちらも英語の言葉なのは、もともと外国で生まれたポーズだから。
争いをして勝つことを意味するブイサインと、争いをしないことを意味するピースサイン。
同じポーズが、実は反対の意味を表していたなんて面白いよね。
みんなが写真を撮る時には、きっとピースの方の意味で使っていることが多いね。
友達や家族と、楽しい!なかよし!という写真を撮ってるわけ。
たぬきはカメラを向けられると一人でもピースしちゃうけどね。笑
ピースは世界共通?
ところでピースサインは、世界共通なのか気になりませんか?
実は、答えはノー。
世界にはたくさんの国があるから、ピースサインが違った意味で使われている場所もあるのです。
アメリカでは、楽しさやなかよしの意味はなく、勝利の意味で使います。
だから友達との仲良し写真でピースはしないのです。
また、ギリシャという国では、ピースサインは「くたばれ(死んでしまえ)」という意味。
ええ〜!全然ちがう意味じゃん!!
びっくりですよね。
うっかりギリシャでピースサインしてしまうと、相手を傷付けてしまうかもしれない。
外国でハンドサイン(手でつくるポーズ)をする時には、けっこう気をつけないといけないのです。
ピース以外のハンドサインもちょっとのぞいてみましょうか。
外国で気をつけなきゃいけないハンドサイン
・オッケーサイン
日本では、「オッケーだよ」「いいよ」という意味だけど、フランスではこのハンドサインが数字のゼロをあらわすことから、「価値がない」「バカ(何も知らない)」などの悪い意味になってしまう。
他にもブラジルやスペイン、イタリアなど、オッケーサインが相手を傷付ける意味になる国はすごく多いので気を付けよう。
・ガッツポーズ
日本では、よっしゃ!と言って喜びをあらわすポーズだけど、パキスタンでは「くたばれ」という意味。知らずに外国でやってしまうと、トラブルになるかもしれないので注意。
外国に住んだり旅行に行ったりする時には、その国で使ってはいけないハンドサインを事前に調べておくといいね。
言葉が通じないとついついハンドサインに頼りがち。商品を二つ買いたい時にピースサインを出してしまったり、「いいですよ」と答えたい時にオッケーサインをしてしまったり。
国が変わればポーズの意味も変わる。よ〜く覚えておきたいですね。
というわけで、今回はピースサイン(ブイサイン)の意味と、注意したいハンドサインについての豆知識でした。
他にもいろいろなハンドサインについて調べてみると面白いですよ〜
ではまた次回!
たぬき